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逓増定期保険
●保険金が増加する●
逓増定期保険とは、契約期間が経過すると共に、保険金額が増加するタイプの定期保険です。保険期間は数十年単位のものがほとんどで、長期的な保険となっています。通常の定期保険と同じく、被保険者が死亡した場合には死亡保険金が支払われます。加入直後の保険金額は少ないものの、契約期間が経つにつれて、その額は高額なものになります。
逓減定期保険と同じく保険料は契約期間内一定ですが、保険料は他の保険と比べると、かなり高めに設定されています。そのため、個人よりも法人に利用されるケースが多くなっています。販売する保険会社においても企業を対象としているケースが多くなっています。
●企業にメリットが多い●
逓増定期保険は、特に税法上のメリットから多くの企業に利用されている保険です。払込保険料は損金として扱われるので、節税効果が期待できます。保険料として払い込み、資金が必要となった場合には高額な解約返戻金を受け取ることができます。ただし、あくまでも保障が主目的なので、あからさまな節税対策とみなされた場合には、損金扱いされない場合もあるので注意が必要です。
保障機能も充実しているので、被保険者が死亡した場合には、まとまった死亡保険金が受け取れます。逓増定期保険の保険金は、遺族のための生活資金としてはもちろん、保険金を法人の資産として運用することもできます。役員の退職金や弔慰金の財源準備としても利用できるため、企業にとって多くのメリットを兼ね備えた保険といえるでしょう。
●解約返戻金額に注意●
保険料が割高な分、逓増定期保険は途中で解約した場合の解約返戻金をある程度まとまった金額で受け取ることができます。ただし、解約返戻金が高額だからといっても、払込保険料分すべてが帰ってくるわけではなく、契約期間内は保障が継続しているため、その分は差し引かれます。
また、逓増定期保険の解約返戻金は加入日から増加し、保険期間内で一度ピークを迎えたあと、次第に減少していきます。これは、途中で解約することを前提としているためで、解約返戻金額が最高額となる時期をしっかり把握しておく必要があります。将来的な計画を立て、解約返戻金額のピーク時に上手く資金を活用できる状況を用意することが、逓増定期保険の有効な活用方法といえます。